【日本_本】世界最先端の研究が教える 人間関係BEST100

 

  • 今回紹介する本:"世界最先端の研究が教える 人間関係BEST100"
  • 言語:日本語
  • 作家:内藤誼人

 

 

【読んだきっかけ】

図書館を理由もなく歩き回るの大好きで、ふと目に止まった本。最近感情に訴えかけてくる系の心理本が苦手で・・・論文だったり実験の結果を紹介しながらお話ししてくれると書いてあるのが魅力的で買った本。まんまと帯に釣られました〜!!

 

【内容紹介】

夜に買ったのに家に帰って寝るまでに読み終わってしまうぐらいライトで、誰でも読みやすいです。

いくつか気に入ったページを紹介します↓↓

 

  • 私たちは仲良さそうな人をみると自分も親切になる

なんか仲良さそうな人見ると孤独とか焦りに繋がっちゃう現代人多いイメージあったんですよね。これは小さい子を対象にした実験が根拠だから、私たちの場合は違う可能性もあるけど・・・意外性があって面白かったページ。

 

  • 私たちは楽しいことが9割、悩みが1割

ネガティブな感情の方がパワーがあるな、と思っていました。楽しかったことは一瞬で5個挙げられないけど苦労したこと5個って一瞬で挙げられたりしません?うちだけなのかな?それは置いといて、人間の進化であポジティブって論理的に必要だと証明されてるのが面白かったです。

 

他にも楽しかったページ結構あったんですけど気になる方は読んでみてください〜!

 

【こんな人にオススメ】

  • 学術的根拠のある説明で人間関係を勉強したい人

エッセイとかもある意味こう、心理本的な使い方するというか、心を労るという意味で同じ使い方することもあると思います。でもなんかエッセイって時々「お前はそう思うだろうよ!!!」みたいになる瞬間ありません??私の性格の問題だったらすみません本当に。これは根拠があるからより強い励ましになる感じがするので、私と同じTタイプの方はぜひ!

 

  • 人間科学の面白い部分を覗いてみたい人

人間科学の分野に興味はあるけど、入りから論文とか読みたくないかなって感じの方はこうやって興味を持つきっかけのものから入ってみるのはいいかもしれません。勉強って結局その分野が好きな人がうまく勉強していくものですよね。

 

📚🇯🇵📚🇯🇵📚🇯🇵📚🇯🇵📚🇯🇵

 

興味ある方はぜひお手に取ってみてくださ〜い!

 

 

【韓国_映画】韓国史勉強の第一歩になる”천문:하늘에 묻는다(世宗大王 星を追うものたち)”はエンタメ要素少なめ時代劇

 

 

  • 今回紹介する映画:”천문:하늘에 묻는다(世宗大王 星を追うものたち)”
  • 言語:韓国語
  • 監督:허진호(ホ・ジンホ)

 

 

 

【読んだきっかけ】

韓国生活も3年ほど経ち、日常生活はもちろん大学の講義も問題なく聞き取れるレベルになってきた私。そんな私も実は時代劇の聞き取りは容易ではない・・・日本語字幕が欲しいので、日本に帰ったら時代劇見るぞ〜!!!と張り切ってました。ネトフリにお勧めされたので(アルゴリズムへの敗北)まんまと引っかかって観ました。

あと韓国語大好き芸人としてはやっぱり世宗大王が好きなので観たっていうのもあります^_−☆

 

【内容紹介】

朝鮮(当時は大韓民国という名前ではなかったのでこの名称を使います)が独立した国になれるよう尽力した世宗大王が主人公。朝鮮の時間を作り文字を作ろうとした世宗大王と天文の才で高い位に上がってきたある男の話です。世宗大王=ハングル作った人ってイメージがあるかもしれませんが、朝鮮独自の時間を作ること(天文学の話?)が中心になってるのも良かったです!

 

  • お気に入りの場面①世宗大王がヨンシルに部屋の中でも星が見たいと言ったシーン

ここは絵がすごく感動的なので、ここではあえて詳細はお話ししません。観たときにみんなにも「わ〜〜〜・・・・・!!」ってなって欲しいから!!文明が発達していない中で知恵を使って人を笑顔にするヨンシルに少し泣きました。映画の話ではないけど、私ももっといろんな機械とかが発達してない時代を過ごしてみたかったと思うことがよくあります。少し便利すぎますよね〜

 

  • お気に入りの場面②ハングルを反対されるシーン

漠然とハングルってロジカルですごいな〜ぐらいだったんですけど、誕生にも物語があって。当時は中国から入ってきた漢字を使うのがメインだったので、位が高くて教育を受けられる人のみ読み書きができたんです。読み書きって情報の独占ですよね。つまり文字=権力だったんです。ハングルで農民にも文字を読めるようにしたら権力を手放し秩序を乱すことになる、という反対派がいました。その言い争いを聞いて、漠然と「わかりやすい=良いこと」という単細胞的な考えが少し恥ずかしくなりました・・・ 他の映画(뭐뭐의 뿌리? 이런 이름의 영화를 수업에서 잠깐 본 거 같은데 기억이 안남)でも似たようなセリフを聞いたことがあるのも同時に思い出しました。

 

あ!あと!!なんて言ったって無駄な色恋沙汰の話が出てこないのが気に入りました!!ここでその話いる?ってロマンス苦手なんですよね・・・

 

【こんな人にオススメ】

  • 韓国の歴史入門コンテンツが欲しい

お堅く勉強するのではなくて、韓国史への抵抗をなくせればなって方にはピッタリだと思います。国史でトップレベルに知名度高くて人気者な世宗大王のことを知る第一歩として良さそうです!ただこれは歴史の教科書でも、世宗大王のドキュメンタリーでもなく”映画”ですのでそこはご注意を。

 

  • 基礎知識がなくても楽しめる時代劇が観たい

時代劇って日本のもそうだけど周辺国との関係とか誰と誰がどう繋がってて・・・みたいなの知らないとついていけないのありません?ついていけないというか、面白さが減るというか。これは人間ドラマがメインで戦がメインではないので、その辺の心配がないです!

 

🎥🇰🇷🎥🇰🇷🎥🇰🇷🎥🇰🇷🎥🇰🇷

 

やっぱ世宗大王は興味深いなと思いましたね。ちなみに世宗大王が作ったのは훈민정음(訓民正音)であって”한글(ハングル)”ではないんですよね、厳密にいうと。というのもあの時代にそもそもハングルという言葉は存在しませんでした。1900年代、1910年代あたりに주시경先生が使い始めたと言われていたと習った記憶があります。まあそんな豆知識で今回のブログは締めます。気になったら観てみてください!

 

【韓国_映画】日本語と韓国語で楽しめる"윤희에게(ユニへ)"はホットミルクと共に楽しみたい

 

  • 今回紹介する映画:"윤희에게(ユニへ)"
  • 言語:韓国語(日本語もストーリー上出てくる)
  • 監督:임대형(イム・デヒョン)

 

 

 

【読んだきっかけ】

私が唯一何度も観てる映画が”リトルフォレスト”なんですけど、これと同じようなジャンルの映画が観たくて辿り着いた映画。ホットミルク片手に考えに耽りながら観れるようなジャンル。実は長いことネトフリの내가 찜한 영화で眠ってたので、発掘してみました。

 

【内容紹介】

ユニがお母さんに来てた手紙をもとに、お母さんの高校生の頃の友達のことを知って合わせようとするような?そんなストーリーなんですが、正直この映画の場合はストーリー自体が良い意味であんまり意味を持っていないというか。気になる方は調べてみてください笑

 

個人的に好きな場面がタバコ吸う場面。

この映画は雪の中で撮られてる場面も多くてすごい静かなんですよ。静かな音がするんです・・・音がしたら静かじゃないって思うかもしれないんですけど、静かな音がするんです・・・ その中でライターに火つけたタバコを吸うちょっと疲弊している母と出来心というか、やんちゃするのが楽しくなってる娘の場面、なんだかあったかいんですよね〜タバコって綺麗なものじゃないんですけど、なんかこう、タバコ吸ってる時ってみんな孤独そうに見えるから、より一緒にいる温かさが飛び込んでくる感じ。これ以上話すと観るのの邪魔になりそうなのでここまで!

 

【こんな人にオススメ】

  • 日本と韓国の間にいて映画が好きな人

韓国映画だけど日本で撮影された場面もすごく多いし、日本語も途中で出てきます。韓国に留学してる日本人とか(일본에 유학을 온 한국 분에게도 추천드리고 싶지만 이걸 읽을 리가 없고...)なんというかダイレクトに響くものがあります。オススメ。

 

  • 大きな感情の動きがない静かな映画を探している人

アクションとか映画としてめっちゃ楽しいけど疲れちゃうとか、家でぼーっと映画観るのが好きな人いませんか?いますよね、私とか私。いい意味で映画観終わった後に引きずるものもないので、私はすごく気持ちよく観れました。

 

🎥🇰🇷🎥🇰🇷🎥🇰🇷

 

冬休みに外で雪降ってる中ホットミルクを片手に観るのが至高の映画。気になる方はぜひ。

 

 

 

 

 

【韓国_本】韓国語学習者から韓国語オタクまでオススメの"우리말 어감사전(韓国語の語感辞典)"

 

  • 今回紹介する本:"우리말 어감사전(韓国語の語感辞典)"
  • 言語:韓国語(翻訳本は現在なし)
  • 作家:안상순(アン・サンスン)

 

 

 

【読んだきっかけ】

私が通う大学があるへファって駅の書店に寄った時、出会ったこの本。偶然手にとったんですけど、韓国語自体に愛を注ぐ人間としては興味そそられすぎましたね・・・ 韓国で国語国文学科に入学するほどの韓国語愛が騒いじゃいました😇

 

運命の書店は어쩌다 산책( https://www.instagram.com/ujd.promenade )です。

 

【内容紹介】

内容としては「近いけどちょっと違う言葉についての解説」です。ただそれが永遠に説明されている感じです。日本語と韓国語は近い言葉が多いのでわかりやすい例を挙げてみると

  • 感動と感激と感銘
  • 感情と情緒と感性
  • 道徳と倫理

などがありました。改めて考えてみると、案外違いってわからないですよね〜

 

他にもいろんな観点で違いについて話してくださいます。日本語でもわかるように一部を紹介してみましょう!例えば”感動する”と”感激する”とは言いますけど”感銘する”とは言わないですよね??このようにくっつく言葉の違いがあったり、他にも

  • Aの方がBより強調する感じがある
  • Aは口語中心でBは文語中心

などなどの解説があります。ここまで聞いてワクワクした方はとりあえず読みましょう^_−☆

 

語感の解説のみでなく筆者が漢字語排他に反対する理由、人間社会の特徴など小さな知識が積み重なってる感じが読み進めててとても楽しいです!!

 

【どんな人にオススメか】

  • 本を読むことに抵抗がなくなってきた韓国語学習者

勉強してすぐ読むには少し難しいと思います・・・ が、韓国語学習者が読んでも役に立ちそうなのも事実です!韓国語を勉強してまもない日本人にとって難しい2人称ありますよね。너と그대と당신、みたいな。そういうのも解説してくれてるので必要な部分だけ読んでみるのも良いかもしれません。感覚で韓国語を覚えてしまっている私にとっても勉強になりました🤝🏻

 

  • 韓国語オタク

多分ニヤニヤしながら読むことになるので注意しましょう。連語制限(연어제한)とか改めて考えてみるとめっちゃ楽しくないですか??ねえ???特に私は日本語と比較しながら読むことになるので、より楽しい部分もありますねきっと。日本語わかる韓国人の人が呼んでくれたら・・・一緒に語りたいなあ・・・

 

📚🇰🇷📚🇰🇷📚🇰🇷

 

これを読みながら、自分がまだまだ韓国語で長文を読むのにとんでもない時間が必要ということに気付かされました。辛い。興味のある本を読みながら読書スピードを上げますとここに誓います。最後まで読んでくださってありがとうございましTA!